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ファスト映画は儲かる?違法?動画の著作権についても解説

ファスト映画とは、1本の動画を10分程度の尺にまとめて無断でアップロードされた動画です。

手軽にサクッと映画を見られることがから人気になり、数万人の登録者を持つチャンネルもいくつか現れました。

今はネットフリックスやAmazonプライムで手軽に格安で映画を見られる時代ですが、忙しい方にとってたったの10分で1本の動画が見れれるというのは魅力的です。

ファスト映画についてどのくらい儲かるのか、法律上問題無いのかといった点を解説します。

ちなみに、切り抜き動画について著作権問題や作り方を解説した記事もありますので、興味がある方は合わせて読んでみてください。

切り抜き動画の著作権は大丈夫??ひろゆき切り抜き動画の著作権は大丈夫なのか? 超簡単!切り抜き動画の作り方切り抜き動画の作り方【YouTube・TikTok対応!】

ファスト映画チャンネルの収益をまとめてみた

登録者数1万人以上のファスト映画チャンネルの想定収益をまとめました。

こちらの収益予想については登録者数をもとに、若干低めに見積もって月間の収益を予想したものになります。

あくまで推定の部分も多くはなってしまいますので、推定データの部分は参考程度にしていただければと思います。

登録者数から収益を割り出してみると、かなりの利益を上げていることがわかります。

ファストシネマ

ハーバードを凌駕する頭脳を持つ清掃員…映画「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」
登録者数3.18万人
月間収益(推定)30万円
設立日2019/10/05

ベッドとタブレットとNetflixは人をダメにする3点セットだと最近気づきました。おすすめの映画を10分弱の「ネタバレあり」で要約していこうと思います。全然関係ないですが自分はパーカーの紐取る派です。

✂ーーーーー 著作権について ーーーーーー

当チャンネルの脚本は全てオリジナルです。クリエイター本人がこの動画用に書き上げたものです。 また、映画の映像を使用させて頂いてますが、それは「YouTube」と「配給会社」との間で締結されている包括的な合意、若しくは「Content ID」というシステムにより、使用可能な映像の部分を使わせて頂いてるだけであり、完全に合法です。 さらに、殆どの動画の広告収入は配給会社に支払われております。

https://www.youtube.com/c/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%B7%E3%83%8D%E3%83%9E/about

こちらのファスト映画チャンネルは、映画のハイライト部分を切り取りつつ、管理人の方が考えたオリジナルのシナリオをテロップとして入れています。

映画自体のBGMや声優の音声は入っていないので、そういった意味では単純に動画を切り取っただけの作品ではありません。

YouTubeチャンネル概要欄の引用でも分かる通り、こちらのチャンネルの収益の多くは配給会社の方に支払われているとのことです。

シネマ天国

シネマ天国のヘッダー画像
登録者数(推定)1.5万人
月間収益(推定)15万円
設立日2021/03/28

シネマ天国は比較的後発組のシネマ映画チャンネルですが、動画の再生回数はかなり多いです。

こちらは独自のナレーションなども織り交ぜつつ、かなり映画本編のシーンをそのまま使っています。

だいたい1つの動画につき16~17分程度にまとめている印象です。

追記

「シネマ天国」では、現在全ての動画コンテンツが削除されてしまいました。

ファスト映画のチャンネル管理者が逮捕された事件の影響が大きいと思われます。

マジカルシネマ/Magical Cinema

マジカルシネマのヘッダー画像
登録者数(推定)1万人
月間収益(推定)10万円
設立日2020/04/25 

こんにちわ❗ マジカルシネマのアスナです😉

だいたい夜の8時に動画を投稿します🎦

このチャンネルでは、アクションからSF、コメディ、サスペンスなどまで ジャンル問わず映画を紹介していきます❤

気になった作品はぜひ鑑賞してみてくださいね👍

https://www.youtube.com/channel/UCXuRb4Gd__bmy2PHPZ-KAfA/about

マジカルシネマはSF系やホラー系のジャンルの映画を中心にアップロードしているファスト映画チャンネルです。

動画の元素材は映像の場合もあれば写真素材の場合もあり、それらを短く10分程度にまとめています。

ナレーションやシナリオはチャンネル管理人の方がオリジナルのものを作成しているようです。

ジャンルがSF系だったり、ナレーションが若い女性だったりということを考えると、男性をターゲットにして動画を編集していると分析できます。

追記

「マジカルシネマ」では、現在全ての動画コンテンツが削除されてしまいました。

ファスト映画は著作権的に違法なのか?

2021年の6月、ファスト映画をアップロードしたチャンネル運営者が逮捕されるというニュースがありました。

逮捕者が出てから多くのファスト映画チャンネルの動画が削除されて、当然の事ながら新規参入者が増えることもありません。

とはいえ、まだ存在しているファスト映画チャンネルも存在します。

ファスト映画が違法なのかどうかという点について考えてみます。

ファスト映画は基本的に違法

結論から言うとファスト映画は基本的に違法となります。

現在通常通り運営しているファスト映画チャンネルも、いつアカウントが削除されてもおかしくないという状況です。

映画の映像を無断で使用してしまうと著作権法に違法してしまうからです。

仮に映画の映像をそのまま使わないにしても、ストーリーをそのまま伝えてしまうようなシナリオをネタバレ有りで流してしまう程度でもかなりグレーゾーンかと思います。

万が一これからファスト映画に取り組もうと思っている方がいればやめておいた方が良いです。

逮捕者も出て被害額は約960億円

先ほども簡単に取り上げましたが、ファスト映画では逮捕者も出ています。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021062300862&g=soc

その被害額はなんと約960円にものぼるとされています。

「ファスト映画」は1本の映画を無断で10分程度に短縮編集し、解説などを加えたもの。実態を調査した業界団体「コンテンツ海外流通促進機構」(東京)によると、今月14日までに、55のアカウントから同様の動画がユーチューブに投稿され、総計約4億7700万回再生された。被害額は約960億円と試算されているという。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021062300862&g=soc

今後、損害賠償請求が行われる可能性が高いのですが、被害額の総額が960億円ですからそれを55のチャンネルで割るとなると1チャンネルあたりの損害請求額は約17億円になります。

もちろん、チャンネルによって再生回数や動画したアップロードの数が異なるので損害請求の額も変わるとは思いますが、今までの収益を上回る額であることは容易に想像がつきます。

まとめ:ファスト映画はやめた方がいい

シナリオやナレーションでオリジナルティを出すと謳っているファスト映画チャンネルもあるようですが、これらのチャンネルが閉鎖されてしまうのも時間の問題です。

ファスト映画に限らず、著作権を侵害してしまうような動画をアップロードすることは危険です。

知らず知らずのうちに著作権を違反してしまうということもあるので、自分が作ったコンテンツにそういった要素がないかというのをきちんとチェックすることが大事です。