放置している個人ブログはありませんか?
「1万PVも達成できない弱小ブログだし、たいした額にはならないでしょ」
と諦める前にぜひ自分のサイトの価値を改めて見直してみて欲しいです。
結論から言ってしまうと、1万PV以下の個人ブログでも数十万円程度で売却することは可能です。
目次
ブログは個人でも簡単に売買できる
「webサイトの売買」「M&A」というと一見難しく思ってしまいがちですが、ブログの売買は個人でも簡単に行うことができます。
後の方でオススメのサイトをご紹介しますが、全てオンラインのサービスだけで売買が完結してしまうことがほとんどです。
サイトを譲渡する際の契約書作成やドメイン、コンテンツの移管の部分まで売買サイトの方でスムーズに代行してくれるので、難しい作業が必要になることはありません。
万が一わからないことがあれば売買サイトの方に問い合わせていただければほとんどのことは解決するはずです。
どこまでサポートできるかはわかりませんが、筆者のフクローにご相談いただいても大丈夫です。
ブログやサイトを高く売却するコツ
まずは、ブログやサイトを売却したい人に向けて、高く売却するコツを教えます。
せっかく頑張ってたくさん記事を書いてきたブログですから、せっかくなら高値で売却したいですよね!
ただ、ほとんどの人がブログの売買なんてしたことがないと思います。
焦って売らずに、戦略を持って売却に取り組みことで、高い値段で売れるようにしていきましょう。
PVが右肩上がりの状態で売りに出す
これが一番大事なポイントです。
やはり、ブログ・サイトを購入するときに一番気になるのがPVの部分です。
特に、個人の雑記ブログなどはASPを介したアフェリエイトで稼ぐのが難しく、収益化はグーグルアドセンスに頼ることになります。
ですから、ざっくりした計算だと月間PV✖️0.2くらいがそのブログの月の利益となります。
数年、数ヶ月放置してしまっていたブログでも、1ヶ月くらい記事を入れていくことである程度PVが回復することが期待できます。
もし可能であれば、1、2ヶ月程度は記事を書いてブログのPVを右肩上が」にしてから売りに出すようにしてみてください。
これだけれもブログの価値が1.5~2倍くらいになる見込みがあります。
売却後のサポートサービスをつける
個人の購入者の多くはサイト運営や購入の経験がないため、サポートをつけることで大きな安心感が生まれます。
ブログ・サイトを購入する人の約半分が個人で約半分が法人です。
これは私の肌感ですが、小規模な個人ブログを購入する人の約8割くらいは個人です。
法人にとってみれば1万PV以下の雑記ブログを買い取っても事業としてリソースを割くのは難しいからです。
逆に言えば、個人にとっては副業としてちまちまブログを更新していくということができるので、最初からある程度のPVがあるというのは大きなメリットになるのです。
では、個人の購入者の方に向けてどのようなサポートがあると嬉しいのでしょうか?
例えば、
- 3ヶ月間のメールサポート
- 記事作成のマニュアル
- アフェリエイト収益化のマニュアル
など、初心者の方でも安心して運営してけるようなマニュアルやサポートを無料でつけるようにしてみてください。
相場を調べておいて安易に値下げしない
事前に相場を調べておくことで、安すぎる値段で交渉されたときにしっかり断ることができます。
相場より若干高めの値段に設定しておいて、そこから相場価格くらいまで値下げするという方法が一番オススメです。
では、どのように調べれば良いかというと、実際に仲介サービスでどのくらいの金額で売買されているのかをチェックすれば大丈夫です。
PV数、記事数、収益、カテゴリ、そして実際に売れた金額をスプレットシートなどにまとめて一覧化します。
できるだけ自分のサイトの規模と同じくらいの規模のサイトの売買実績を参考にすると良いでしょう。
良質なブログやサイトを購入するポイント
先ほどまでは売却する側に視点で考えていましたが、今度はブログ・サイトを購入する際のポイントについて考えていきます。
数十万円もするかなり大きな買い物ですから、慎重にじっくり検討したいですよね。
気になったサイトのどういった点を確認すれば良いか?という部分を解説していきます。
年間のPV数の推移を確認する
「月間100万PV達成」とかってよく聞く文言だと思います。
ただし、同一のサイトでも年間でPV数はかなり大きく変動していきます。
ですから、特定の1ヶ月だけのPV数をチェックするだけではかなり危険です。
少なくても1年間分のPVの推移は開示してもらうようにしましょう。
そして、PVが下がっている状態がそのサイトの本来の力だということを認識しておいてください。
大量に記事を入れたりリライトすることによって短期間でPVを一気に増やすということも可能です。
ですが、購入者側がそれと同じだけのリソースを割くことができるかどうかというのはわかりません。
記事のカテゴリやジャンルをチェックする
稼ぎやすいカテゴリ・稼ぎづらいカテゴリという軸と、自分が書きやすいか・自分が描きづらいかという二つの軸でカテゴリやジャンルをチェックしましょう。
それによって今後の収益が伸びていくかどうかが大きく変わってきます。
できる限り稼げる・自分が記事を書きやすいカテゴリのサイトを選ぶようにした方が良いです。
一点カテゴリをチェックする際に注意点があります。
それは、サイトの概要欄に乗っているカテゴリを信用しないということです。
例えば、映画、本、芸能、コスメなど複数カテゴリが記載してあった場合にほとんどの記事がどれか1つのカテゴリだったりということがあります。
カテゴリをチェックする際は、実際にサイトの記事を確認してどんなカテゴリの記事が多いのかという点をしっかり確認する必要があります。
「安いから」という理由で買わない
もちろんしっかり精査した上で、できる限り安く購入することは大事です。
しかし、なんとなくPVが多くて安いから、なんとなく儲かりそうだからという理由で購入してしまうと後々後悔することになります。
PV数、カテゴリ、相場、トレンド、自分の知識・経験、これらを総合的に判断して検討することが大事です。
あらかじめ自分が何のためにサイトを買いたいのか?ということをリストアップすると明確な基準ができて判断がしやすくなるのでオススメです。
オススメのブログ・サイト売買サービス3選
ラッコM&A
◎サイトの使いやすさはピカイチ
サイトの使い易さをダントツで一位です。
デザインが可愛らしいですし、サイトのデータもしっかり分析することができるようになっています。
特に素晴らしいと思うのがグーグルアナリティクスとの連携サービス。
他の取引サイトでもサイトのPVやUUなどのデータは掲載されてはいるものの、それが本当のデータか?という点は確かめることができません。
もちろん、ahrefsなどのサイト情報を取得することができるツールを使えばおおよのデータは取得することができますが、月額1万円以上かかってしまいます。
交渉、購入、取引までのの流れまわかりやすくまとめてあるので、初心者の方でも気軽に試してみることができます。
◎売却手数料が無料
売却手数料が無料というのも大きなメリットです。
一見、売却する側だけのメリットのように思えてしまいますが、これは購入する側にとっても大きなメリットとなります。
なぜなら、売却手数料が無料である分、他サイトで掲載するよりも安い金額で販売することができるからです。
また、売却手数料や掲載料が無料だと、気軽に掲載することが可能なので小規模な個人サイトなどの案件を含めてたくさんのサイトの中から選ぶことが可能になります。
✖️サービスの歴史が比較的浅い
あえてデメリットを挙げるとしたら、サービスの歴史が浅いということです。
まだサービスを開始してからそんなに年数が経っていないため、取引されるブログ・サイトの量は他と比べて若干少なめな印象です。
売却手数料が無料である関係上、トレンド系の個人ブログなどは多いのですが、その代わり大規模なサイトなどは少ない印象です。
とはいえ、私が利用した際には全くトラブルがなく円滑に売買の交渉、手続きを進めることができました。
サービスの品質や法律、権利関係の部分はしっかりしている印象なので、特に問題なく利用することはできると思います。
初心者の方はまず初めに登録してみて欲しいサービスです。
SITE STOCK
◎サービスの歴史が古く掲載サイトが多い
サイトストックは2007年から運営している老舗のサイト売買仲介サービスです。
信頼性が高いため購入者、販売ともに古くから利用しているユーザーが多く、大規模なサイトの取引も頻繁に行われている印象です。
個人ブログやメディアサイト以外にも、webアプリケーションやせどり用のアカウントなど、多様なサービスが販売されています。
現在の売却案件の一覧を見てみると、5000以上の案件が登録してあります。
◎地味なデザインだが使いやすい
古くからあるサービスということでデザインもかなり地味ではありますが、案件一覧や詳細画面は見やすいような設計になっています。
交渉〜各種取引までの流れもスムーズで、数多くの取引が行われています。
案件詳細の部分で内容がよくわからないという場合は、とりあえず交渉を開始してもらうことで、どんな案件なのかという情報を仕入れることができます。
✖️仲介手数料が高い
仲介手数料は現在下記のようになっています。
案件登録料 | 無料 | 契約書雛形 | 無料 |
---|---|---|---|
リテイナーフィー (M&A業務月額費) | 無料 | 成約時手数料 | 成約額税抜の10%+消費税 |
アレンジメントフィー (交渉時の中間費) | 無料 | 仲介基本料 | 110,000円(税込) |
(例)譲渡代金100万円(税抜)の場合 | |||
---|---|---|---|
仲介基本料(税込) | 手数料(税込) | 支払合計(税込) | |
売主様手数料 | 110,000円 | 110,000円 | 220,000円 |
買主様手数料 | 110,000円 | 110,000円 | 220,000円 |
※サイトストックの公式サイトから引用
サイトの販売価格が100万円だった場合、売主側は22万円、買主側も22万円、それぞれサイトストックに支払わなければいけません。
ただし、上記は仲介交渉をした場合の手数料なので、直接交渉する場合の手数料はもう少し安めに抑えることができます。
もし実際に利用する場合は、詳細について必ずサイトストックの公式HPをご確認ください。
ラッコM&Aの場合なら売主側の手数料は無料で、買主側の手数料が5%なので5万円だけで済んでしまうので、かなり大きな差があります。
サイト売買Z
◎サイト買取サービスがある
サイト売買Zが直接買取をしてくれるサービスがあります。
直接買取をしてくれるサイトには下記の条件をクリアする必要があります。
・ホワイトハット、あるいはそれに準じるサイト。自演リンクがある場合はリンク内容をみて判断。
・普遍的なテーマ、あるいは今後5年ないし10年は廃れないテーマを扱っているサイト。不動産売却系サイトは現在買取強化中。
・売上がすでに上がっているサイト、あるいは売上がなくてもアクセスの多いサイト。
・上記の他、運営するのがおもしろそうなサイト、ライバル不在のニッチなサービスを提供しているサイトなど。
https://www.site-z.com/kaitori.html
これらの条件にきちんと合致したサイトであれば、相場に見合う金額で買取してくれるためとても便利なサービスです。
もし、すぐにでも売却したい!という方はまずは無料査定に申し込んでみてはいかがでしょうか?
◎コラム記事の売買事例集が面白い
サイト売買メディアでは売買事例集などを記事したオウンドメディアを運営しているのですが、そちらの記事が面白くていとても参考になります。
特に面白かったのが、motoさんが転職アンテナというサイトを大手転職メディアに売却したことについての記事です。
https://www.site-z.com/interview_4.html
売却先のログリー株式会社との緻密な交渉の様子など、かなりリアルな部分にまで踏み込んでコラムが書かれています。
実際にこういった大手企業との交渉というのは個人ブログの売却ではなかなか経験することができないので、擬似体験できて勉強になりました。
✖️サイトの検索システムが使いづらい
サイトのデザインは今風で素敵なのでが、検索システムに絞り機能がないのがかなり使いづらいです。
例えば、ラッコM&Aなら検索システムに絞り込み機能があり、売却希望額の上限、下限、PV、収益など様々な要素でサイトを検索することができます。
一方サイト売買Zの検索システムにはそういった機能が存在せず、大まかなジャンルとソートの機能しかありません。
自分の予算や目的に合った案件を選びたいのに、それを見つけるのが難しいのでどうしても利用する頻度が落ちてしまいます。
まとめ:ブログ・サイトの売買は儲かる
ブログやサイトを売買するコツや、オススメの売買サービスについてご説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ブログで副業を始めよう!と思ったときに、ゼロベースでスタートしてしまうとアクセスが集まらずに頓挫してしまうケースがかなり多いです。
そんなときは数十万円で買えるブログをサクッと買ってしまうのがオススメです。
そうすれば書いた記事がすぐにグーグルにインデックスされますし、ドメインのパワーあるので上位表示がしやすくなります。
一方、売り手の視点で考えてみると、本業や家の都合でブログの運営が回らなくなってしまったときに気軽に現金化できるのは魅力的です。
ぜひ一度ブログ・サイトの売買に挑戦してみてください!